「ガス代が高いと感じるけれど、プロパンガスって会社を変えられるの?」
検針票を見るたびに、そんなふうに思っている方は多いのではないでしょうか。
プロパンガスは自由化されていて、会社を選び直すことができます!
ただ、都市ガスや電気ほど「切り替えられる」という認識は広まっていません。
しかも、いざ変えようと思っても
- 手続きは大変なのか
- 違約金はかかるのか
- ガスが使えない期間ができないか
- 今の会社に何と言えばいいのか
分からないことだらけ。

調べても比較サイトの説明ばかりで、現場で実際に何が行われているのかは、なかなか見えないよね
この記事では、プロパンガス業界での実務経験をもとに、会社変更ができる人・向かない人、手続きの流れ、費用や違約金の考え方、トラブルを避けるポイントを順番に解説します。
なお、契約内容や地域、ガス会社によって事情は変わります。
ここで紹介するのは、あくまで一般的な傾向として読んでください。
概要
- プロパンガスの会社変更ができるのは、どんな人か
- 変更の手順と、お客様側がやること
- 違約金・設備のリース・最終月の料金の考え方
- 初回だけ安い、後から上がる、といったトラブルの避け方
プロパンガスの会社変更はできる?向いている人・向かない人

戸建て・持ち家なら自分で会社を選べる
結論から言うと、戸建てや持ち家で、ご自身がガス会社と契約している場合は、プロパンガスの会社を自分の意思で変えることができます。
ガスの契約の当事者は、ガスを使う本人!
そのため、今の会社に不満があったり、料金が高いと感じたりしたら、新しい会社を探して切り替えることが可能です。
「会社を変えるなんて、今の会社に悪い」と感じる方もいるかもしれません。
でも、料金は会社ごとに自由に決められるので、他社と比べて見直すのは、ごく自然な行動です。
賃貸・集合住宅は選べないことが多い
一方で、賃貸のアパートやマンションなどの集合住宅では、入居者が自分でガス会社を変えることはできません。契約先は大家さんや管理会社が決めていて、建物ごとに一つの会社が供給していることが多いためです。
賃貸にお住まいの方は、変更の可否や相談の進め方を、こちらで詳しく解説しています。
>>>賃貸のプロパンガスは変更できる?できるケースと相談の進め方
また、都市ガスをお使いの方は、プロパンガスの会社変更の対象ではなく、戸建て・持ち家でプロパンガスを使っている方向けの内容です。
変更しても差が小さいケース
会社を変えれば必ず得をする、というわけではありません。
次のような場合は、変更しても差が小さく、手間のほうが大きく感じられるかもしれません。
- もともとガスの使用量が少なく、毎月の請求額が小さい
- 今のガス会社と関係が良好で、料金の相談に乗ってもらえる
- 近くにいてすぐ来てくれる安心感を重視したい
また、ガス会社を変えると、これまでより遠くの会社になることもあります。
ガス器具の使い方で困ったときに、すぐ来てほしいかどうかも、判断の材料になります。

変えれば絶対に得!とは言えないんだ
まずは今の請求額を確認してみよう
戸建て・持ち家で、検針票を見て単価が高いと感じた方は、まず今の料金が地域の水準と比べてどうなのかを確認してみるのも一つの方法です。
※賃貸の入居者・都市ガスをお使いの方、九州地方(福岡県を除く)・沖縄県の物件は対象外です
プロパンガスの会社変更・切り替えの手順
まず契約書と検針票で確認すること

会社を変える前に、今の契約を確認しておこう!
見ておきたいのは次の点だよ
- 検針票の基本料金・従量単価・使用量
- 契約書に、契約期間や解約に関する条件があるか
- 給湯器などのガス器具が、購入したものか、リースや貸与か
特に、設備の扱いは、あとで費用に関わってくるポイントです。
リースや貸与の場合は、残りの支払いが必要になることがあるので詳しくは、次の章で説明します。
>>>プロパンガスの適正価格を見極める方法とは?検針票チェックの手順
(高いかどうかの確認はこちら)
複数の会社を比較して見積もりを取る

自分の料金が高いと分かったら、他社の比較!
プロパンガスは会社によって料金が大きく違うので、1社だけで決めずに、複数社の条件を見比べるのが基本です。
自分で一つずつ会社を探して問い合わせてもいいのですが、時間と手間がかかります。
料金を比較できるサービスを使う方法があり、
たとえば、エネピ(enepi)は、プロパンガスの料金をWEB上で比較して、切り替えまでを無料でサポートするサービスです。
連絡を希望した会社からのみ案内が来る仕組みなので、一度に何社からも連絡が来て困る、という心配は少ないとされています。
ただし、比較サービスで出る金額は、地域・使用量・契約条件によって異なるので、必ず安くなるとは限らないため、あくまで判断材料の一つとして使ってください。
料金が安いかどうかだけでなく、設備の扱いやサポート内容も含めて、比べてみましょう。
※賃貸の入居者・都市ガスをお使いの方、九州地方(福岡県を除く)・沖縄県の物件は申込み対象外です。【PR】
申込みから切り替え当日までの流れ
会社を選んだあとの流れは、一般的には次のとおりです。
- 新しいガス会社に申し込み、切り替えの日程を調整する
- お客様が、今のガス会社に「◯日に解約をお願いします」と連絡する
- 切り替え当日、今の会社の設備を引き上げ、新しい会社の設備を設置する
- 新しい会社で、ガスの使用を開始する
お客様がやることは、基本的に、今のガス会社への解約の連絡だけです。
それ以外の日程調整や工事は、新しい会社と進めることになります。
切り替えは、同日に行い、ボンベからメーターまでの設備は、今の会社が引き上げ、新しい会社が設置します。
一方、メーターから先の配管はお客様の持ち物なので、そのまま再利用されるのが一般的。
つまり、家の中の配管を大きく工事し直す必要は、ほとんどありません。
現場では「乗り換えはすぐにできますか?」とよく聞かれますが、実際には、目安として1週間ほどの期間を見ておくと安心です。
ただし、状況によっては例外もあります。
急いでいる場合は、新しい会社に相談してみてください。
業界間で「一週間ルール」ってあって、引き上げる側の準備、新設側の準備期間ってかんじです。
また、切り替え当日の立ち会いは必要になります。
ガスの開栓手続き(契約書等)や、点検など必要になる為です。

お客様がやることは、今のガス屋さんに解約日を連絡するだけ。思ったより簡単なんだ
プロパンガスの会社変更で気をつけたい費用とトラブル

違約金と、設備のリース残債の考え方
会社を変えるときに気になるのが、違約金です。
現場の感覚では、乗り換えにあたって違約金そのものはかからないケースが多いです。
ただし、契約内容によって異なるため、契約書で確認してください。
うちの会社に乗り換えてくれた時、解約側の業者がボンベやメーターの撤去費用を取る業者に会ったことはありました。
うちは取らないんですけどね。
注意したいのは、給湯器などの消費機器です。
これらをリースや分割払いで導入している場合は、残りの支払いを払いきる必要があります。
つまり、違約金はなくても、設備の精算として費用が発生することがある、ということです。
- 購入済みの機器
精算の必要はない - リースや分割払いの機器
残りを払いきる必要がある - 契約書に解約条件がある場合
その内容に従う
契約書や検針票だけで分からないときは、今のガス会社に、解約した場合の費用を確認するのが確実です。
最終月の料金と支払いはどうなる?

もう一つ、よくある質問が、最終月の料金だね
基本料金は、日割りで計算する会社が多いです。(会社によって扱いが異なる場合があります。)
そのため、月の途中で切り替えても、不公平な請求になることは少ないはずです。
支払い方法ごとの、最終月の流れは次のとおりです。
- 集金の場合
切り替え時に、その分を集金に来る。
または何日に支払うと指定する - 口座引き落とし
引き落としや、コンビニ払いの場合、締め日の後に、従来どおりの方法で請求される
切り替えたあとにも、今の会社から最終分の請求が届くのは、不自然なことではありません。
この点を知らないと、「切り替えたのに請求が来た」と不安になってしまいます。
初回だけ安い・後から上がるケースに注意
会社を変えたあと、「最初だけ安くて、あとから料金が上がった」というのは、避けたい失敗の一つです。
プロパンガスの料金は、会社が自由に決められます。
そのため、新規のお客様向けの条件が、ずっと続くとは限らないので、契約前に、次の点を確認しておくと安心です。
- 提示された料金が、いつまで続くのか
- 値上げが必要になった場合の、説明や通知のルール
- 基本料金・従量単価・設備料金などの内訳
また、料金だけで選ばず、保安点検や緊急時の対応など、安心して使い続けられるかも含めて、会社を見極めましょう。

よくある質問
Q. 会社を変えれば、必ず安くなりますか?
A. 必ず安くなるとは限りません。
地域・使用量・契約条件によって差があるため、複数の会社の条件を比べて判断してください。
Q. 会社変更には、手数料などの費用はかかりますか?
A. 乗り換えそのものに違約金がかからないことが多いですが、契約内容によって異なります。
リースや分割払いの設備が残っている場合は、精算が必要です。
まずは契約書や、今のガス会社に確認してください。
Q. 賃貸でも変更できますか?
A. 賃貸の集合住宅では、入居者が単独で変更することは基本的にできません。
大家さんや管理会社の判断になります。
Q. プロパンガスから都市ガスに変えたいのですが?
A. 都市ガスは、建物の前にガス管が通っているエリアでないと利用できません。
この記事で紹介しているのは、プロパンガス会社同士の切り替えです。
都市ガスへの切り替えは、地域の都市ガス会社に確認してください。
プロパンガスの会社変更を検討するときの進め方【まとめ】
ここまで読んで、「会社変更って、思っていたより難しくないんだな」と感じていただけたのではないでしょうか。
戸建て・持ち家なら、ご自身の判断でプロパンガス会社を選び直すことができます。
お客様が自分でやることは、今のガス会社に解約日を連絡するだけで、設備の切り替えは同日に行われます。
一方で、確認しておきたいことも、いくつかあります。
リースや分割払いの設備が残っていれば精算が必要になること、最終月の料金は締め日の後に従来どおり請求されること、新規向けの料金がずっと続くとは限らないこと。
この3つは、契約の前に押さえておくと、後悔しにくくなります。
まずは、検針票を手元に置いて、今の単価が高すぎないかを確認するところから始めてみてください。
そのうえで、必要なら複数の会社を比べて、納得できる会社を選びましょう。
無理に変えなくても、確認するだけで、気持ちはずいぶん楽になるはずです。
今の料金が高いのかどうか、他社と比べてみたい方は、こちらも参考にしてください。
※賃貸の入居者・都市ガスをお使いの方、九州地方(福岡県を除く)・沖縄県の物件は申込み対象外です。【PR】


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